品質保証レベルを維持しながら、業務効率化を実現

導入事例

会社名:株式会社キッツエスシーティー
業態:バルブメーカー
従業員数:350名

事業説明:
半導体プロセス用バルブを始めとする流体制御機器、装置の開発、製造、販売、サービスを一貫体制でご提供しており、半導体製造工程の供給系から排気系まで幅広い製品ラインナップとお客様からのご要望にお答えする柔軟さを強みとしています。

また、SCT「Super Clean Technology」と社名にあるように、高品質へ向けた取り組みへも妥協なく取り組まれています。

株式会社キッツエスシーティー 製造部 製造4課の課長 伊藤和也様と係長 矢嶋久徳様に、Proceedクラウドご活用の背景や選定理由、活用した効果、今後の取り組みについてお伺いしました。

品質保証の取り組みを維持しながら、業務負荷の軽減が実現出来た

-ご利用の背景を教えて下さい。

伊藤様:製造4課では品質保証の取り組み一環として、出荷前に品質確認を徹底させることだけでなく、作業および製品の妥当性を写真という形で記録として残すことで、万が一のトラブル時に適切な対応できるように、出荷前に製品状態を撮影し、記録管理を実施しているのですが、記録写真の整理(デジカメからPCへの移動、お客様/製品/受注No.等の情報を付加した上で整理する作業)に非常に時間が掛かってしまっていました。

出荷される製品写真なので結構な撮影枚数になりそうですね。

矢嶋様:撮影写真の枚数としては膨大になります。

なお、同日に多数の製品を並行で撮影し、かつ、全体写真だけでなく一部分を撮影することも多いので、担当者でないと、どのお客様向けの製品写真か見分けが付かないケースがほとんどです。

そのため、他のメンバーに作業を依頼することも出来ず、担当者がその日の現場作業終了後に仕分けするという状況が発生していました。

伊藤様:写真整理業務だけでも1日当たり2-3時間/人ほど発生する写真枚数になっていました。

-品質保証の観点で非常に重要ではありますが、大きな負荷になってしまっていたということですね。その写真整理業務解消のためにProceedクラウドを採用頂いたということですか。

伊藤様:そうです。撮影時にこれまでは整理の際に入力していた情報を簡単に選んで仕分け出来るので、写真整理業務がほぼゼロになりました。

撮影時に情報付加出来なかった写真の整理なども一部発生するケースはありますが、1日30分程度で対応出来ています。

トラブルが発生した時の対応スピードや対応内容がより適切になる

-写真整理業務が大幅に削減されており素晴らしいですね。品質保証としての取り組みにも支障は出なかったですか。

伊藤様:Proceedクラウドを運用開始してからトラブル自体が発生していないので推測になってしまいますが、万が一トラブルが発生した場合も、必要な情報をすぐに検索出来る状態になっているので、スピード感のあるトラブル対応実施等の品質保証の取り組みとしても良い効果が出ると期待しています。

矢嶋様:整理業務が無くなったため、導入前よりも細かく写真記録が残せているという実感もあります。

導入以前であれば、一定の枚数を上限に撮影するケースや、撮影しても不要そうな写真は整理対象外としたケースもありました。

現在は整理に時間が掛からなくなり、枚数や業務量を意識せずに利用可能性がある写真記録が出来るので、製品および作業の妥当性に対する裏付けデータとして、万が一のトラブル対応時に活用出来る情報量が増えています。

導入後の機能アップデートにより、利便性が向上した

-実際の操作性はいかがでしたか。

矢嶋様:これまではデジカメで撮影していたので、最初は少し抵抗がありました。ただ、慣れてしまえば撮影画面や整理方法は操作しやすくなってきました。

また、導入後の機能アップデートで、「撮影前にタグ付けが出来る機能」や「タグ付けが漏れている写真を探す機能」が追加されて、利便性が高くなった点も大きいです。

スマホなので片手しか入れられない箇所の撮影が難しいなど、まだ慣れていない点もありますが、試行錯誤しながらも全体評価としては使いやすく、効率的に品質記録を残せています。

今後のアップデートに期待しつつ、幅広い業務での活用を検討していきたい

-今後、Proceedクラウドへ求めることなどはありますか。

矢嶋様:より業務効率化や操作ミスが軽減されるような視点での機能アップデートを進めて欲しいです。例えば、バーコード読み取りでタグ付けが出来る機能が追加されると、入力ミスが発生しない運用が促進されるようになります。また、環境追加操作がより簡単に出来るようにすることで、より効率的に操作が出来るようになると考えています。

伊藤様:今後、他業務や他部門でも活用する可能性が高まるかもしれません。実際に他製造部門での品質記録管理や中国工場との製造状況連携等、活用していける余地のある業務はあると思います。

製造4課でも、手順書整備など活用開始していない業務領域がまだありますが、今後のアップデート内容を見ながら、活用の幅を広げていきたいと考えています。

-今回はお忙しい中お時間頂き、ありがとうございました。さらなるアップデートを重ねて、貴社全体の取り組みに寄与出来るようご支援を継続していきますので、今後とも宜しくお願い致します!

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