工事写真に関する業務負荷を大幅削減し、中長期的な成長へ向けた取り組み活用拡大へ

導入事例
代表取締役 佐々木英力様 品証部 遠渡盛生様

会社名:株式会社佐々木鉄工所
業態:鉄鋼、機械加工
従業員数:30名
事業説明:
創業は1928年で、製缶・機械加工・塗装・組立までの一貫生産を得意とした横浜かもめ町に工場を持つ企業です。
創業時は船具事業から始まり、近年は大型機械設備などの様々な製作へと事業領域を拡大され、現在では水門、橋梁、火力発電所、原子力発電所、立体駐車場、免振金物、船舶造船など幅広い業界の案件の製造に携わっています。

株式会社佐々木鉄工所 代表取締役 佐々木英力様と品証部 遠渡盛生様に、Proceedクラウドご活用の背景や選定理由、活用した効果、今後の取り組みについてお伺いしました。

導入前の課題と導入効果

お客様へ工事写真を提出するまでに、膨大な事務作業が発生していた

-ご利用の背景を教えて下さい。

遠渡様:弊社がお受けしている案件の多くが公共事業工事関係で、工事写真を証左として提出する必要があるのですが、その工事写真に関連した事務が非常に膨大になってしまっていました。

-具体的にどのような作業がありましたか。

遠渡様:黒板の準備から撮影時の現場との連携、提出へ向けた撮影写真の整理など多岐に渡っていました。特に下記5つ目の仕分け作業が非常に時間が掛かる作業となっていました。

  1. 工事案件や製作物、工程毎に大量の黒板を作成
  2. 撮影時に各現場⇔事務所間で黒板探しのために工場内移動が発生
  3. 撮影タイミング重複による現場での撮影待ちが発生
  4. 撮影後、内容に誤記が無いかチェックや、定期的にカメラからPCへのデータ移行
  5. 工事写真のカテゴリ毎の仕分け

佐々木様:品証部として遠渡が最終提出形式まで整理してくれていましたが、品証部としての役割を考えた時に生産性の低い作業となっており、また、長時間残業も発生していました。
社内で当時の運用確認なども行いましたが、お客様への提出物の品質を下げずに工数削減を行うためには、ITツールを活用した仕組化などの見直しが必要と考えました。

7-8割の案件で運用が浸透し、仕分け作業や無駄な工場内移動などの解消を実現

-実際にご活用頂いていかがでしたか。

遠渡様:工場内の移動(上記1)と、手待ち時間(上記3)、カメラからのデータ取り込み(上記4)工事写真の仕分け作業(上記5)については、作業を解消することが出来ました。

ただ、現時点では念のため、実物の黒板も準備までしています。

佐々木様:黒板準備も大量のプリント/貼り付け作業が発生していて、負荷になっていたので、現場で電子小黒板の運用がより浸透したら、基本的には準備しない運用でも良いと考えています。トラブル発生等のイレギュラー時にのみ、都度黒板を準備する運用で十分対応は出来ます。

遠渡様:現状でも7-8割の案件で電子小黒板の運用が出来ており、黒板作成は緊急時のみの対応として、減らしていけると思います。

現場でも使えるアプリの操作性と、シンプルで分かりやすいUIが魅力

-導入検討時に複数サービス比較されたとのことでしたが、決め手は何でしたか。

佐々木様:老舗の電子小黒板サービス会社と受託開発会社、Proceedクラウドを比較していました。簡単に操作出来る視覚性と、必要な機能が十分に揃っていた点が決め手となりました。

現場で撮影してもらうため、誰でも簡単に操作出来ることは一番重要ですが、他サービスと比較しても操作性は一番良かったです。

Proceedクラウドは新興サービスではあるため、必要な機能は揃っているものの、機能が乱立しておらず、シンプルに運用出来る点も大きいかもしれません。

遠渡様:実際、導入時に現場からの問い合わせが多少は寄せられることも想定しましたが、ほとんど問い合わせは無く、スムーズに運用が出来ているので、現場視点でも使いやすいのではないかと考えています。 佐々木様:また、これは運用後に感じたことですが、対応力には満足しています。特に、要望を挙げてから開発までの速度が非常に早いと感じています。

社内教育や、部署間の情報連携、設備メンテナンス管理、協力会社との連携にも活用していきたい

-工事写真管理以外にも活用されているシーンはありますか。

遠渡様:社内教育の内容や進捗共有としても活用していきたいです。既に社内育成用の環境は準備したのですが、各メンバーの受講内容や現場のノウハウを撮りためていくことで、効率的に育成を進めていきたい。

佐々木様:一部の方が、毎年同じ内容を新人へ伝えてくれているが、それらも分かりやすく残すことが出来れば非常に有効な取り組みとなります。私自身も社外で受けた講義などの情報共有として使っていきたいと思っています。

遠渡さんに、育成目的での活用方法レクチャーを開いてもらわないとですね。

遠渡様:はい、準備します!

-育成面でのご活用もご支援させて頂きますので、別途ご相談させて下さい。

佐々木様:社内育成以外にも、現場と設計部の情報連携や、設備メンテナンス関連の情報共有にも活用していきたいです。

一定頻度で発生するものの、属人化したり、過去の経緯が追えなかったりで、Proceedクラウドを記録管理とノウハウ活用に活かしたいです。

-Proceedクラウドへの要望や今後の取り組みをお聞かせ頂けますか。

遠渡様:Proceedクラウドの6月中アップデートで、より効果的に活用が出来るようになるので、まずは直近の運用効率化に注力していきたいです。また、活用していく中でシステム改善されると嬉しいポイント等も見えてきているので、今後のアップデートに期待しています。

佐々木様:先程お伝えした取り組みに加えて、社外の協力会社との連携や、社内他システム等との連携によってさらに使いやすく、活用幅を広げられればと考えています。

今回はお忙しい中お時間頂き、ありがとうございました。さらなる業務効率化に繋げられるようご支援を継続していきますので、今後とも宜しくお願い致します!

代表取締役 佐々木英力様 品証部 遠渡盛生様
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